今日のカセリーヌ
2018年11月24日
今日のカセリーヌ
中学入試説明会「教育セミナー×入試に役立つ授業」
11月24日、首都圏模試センターの方をお招きし「教育セミナー×入試に役立つ授業」を行いました。
説明会の中では首都圏模試センター取締役統括マネージャー山下一先生と本校の教員生徒による「パネルディスカッション」を行いました。事前に教員が挙げた家政学院を象徴するキーワードをもとに行われました。今回は、その様子をお伝えします。
パネラーは本校の校長先生、社会科の川辺先生、国語科の吉野先生、
高校2年生鈴木さん増田さん、中学3年生田中さん伯母さんです。
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山下先生「生徒について教えてください。どのような生徒が多いですか?」
増田さん「優しい生徒は多いですね。クラス内でも、友達を思いやる発言を良く聞きます。」
田中さん「クラス内で揉め事が起こっても、先生がすぐに気づいてくださいます。先生は生徒一人ひとりに合った適切なアドバイスをしてくださるので、揉め事も大きくならない気がします。」
校長「少人数クラスということもあり、自分がされたら嫌なことはしないという気持ちが芽生えやすい環境です。この優しい気持ちに加え、2人担任でサポートすることもあり、クラスの雰囲気はますます良くなります。」
山下先生「少人数のクラスでの役割分担はどのようになりますか?」
吉野「大人数のクラスでは力のある生徒が引っ張っていく雰囲気が生まれやすいですが、少人数クラスでは1人ひとりに役割が与えられ責任感が生まれます。」
山下先生「優しくて、役割を持った生徒が多いのですね。先生は、どのような方がいますか?」
伯母さん「私は漢字を間違えやすいのですが、授業の中でも優しく頻繁に注意をしていただけます。また、卒業論文を吉野先生のもとで書いているのですが、授業をならっていなのに細かいところまで時間をかけてアドバイスしてくださり、良い論文が書けそうです。」
山下先生「先生について教えてください。校長先生はどのような方ですか。」
鈴木さん「練習をよく見てくださり、部員同士では気づかないアドバイスもくれます。」
増田さん「他校に比べ、とても話しやすい校長先生です。進路のことなども相談に乗ってくださり、近づきやすい存在です。」
校長「どの先生方も、自分の持っている力を全て出して教育をしてくださっています。」
山下先生「授業はどのような特徴がありますか?」
川辺「教員が細かくチェックすることで、課題のやりっぱなし、やらっせぱなしが少なくなります。」
田中さん「私は川辺先生の授業を受けていますが、発言しやすい雰囲気があります。また、間違いもすぐに指摘していただけるので、ためになります。」
山下先生「川辺先生は田中さん伯母さんの担任でもあるのですね。担任が2人いるというのはどうですか?」
伯母さん「担任の先生がいるいうこともあり、悩み相談や質問などをしやすい先生にすることができるのは嬉しいです。」
山下先生「キャリア教育について教えてください。」
川辺「何事もイチから始めることを意識しています。少人数教育では、視野が狭くなりがちなので、外の世界を見せることが多いです。そのとき、職業体験では校外の人と会うときの場合は話し方から勉強し、最終的に職場ではたらく方の思いを考えます。ICT教育についても、パワーポイントの教え方を丁寧に説明し、全員が平等に学ぶことができます。また、まなふりくんという学習記録サービスでは去年の授業の感想などもすぐに見返すことができ、成長に気づくことができます。」
田中さん「私は授業のたびにまなふりくんに感想や質問を入力します。その日の内容について、早いうちに先生や母が返信してくれるので、記憶にも鮮明に残ります。」
山下先生「授業では発表の機会も多いのですね。」
増田さん「高校生になり、選択授業も増えたので、ますます多くなりました。数学の授業では他の人の意見を聞くことで、新しい気づきがあります。」
鈴木さん「ポスタビではケーキ屋さんを訪れたのですが、客として行った場合は見ることのできない姿も見ることができました。仕事のやりがいなどを班でひとつのポスターにまとめました。」
伯母さん「修学旅行で南三陸を訪れたのでさんさん商店街でのインタビューを行い、ポスターを作りました。震災の事を実際にみて知ることができてとても良かったです。初めて会う人とお話するので、班で話し合って試行錯誤しながら準備をしました。」
川辺「21世紀型教育では主体性・協働性などが必要になってきます。学力とは学んだ事をどのように発信できるかが大切だと思います。中学高校の6年間で、人の気持ちが理解できるように、人と関わり、話し、意見を聞く機会を多く設けられればと思います。」
山下先生「英語教育についてはどうですか?」
吉野「英語はツールとして必要な時代になってきます。本校では、中学2年でイングリッシュキャンプとして国内でネイティブの先生と2泊3日を過ごします。まずは英語に対して親近感をもつこと大切です。中学3年生ではシンガポールの海外研修にいきます。現地ではB&Sプログラムといって現地の大学生と班別行動をします。シンガポールは多民族国家ですので、世界の多様性を実感して欲しいと思っています。」
山下先生「オールジャンルサポートとありますが、どういうことですか」
校長「オールジャンルサポートとはいろいろ意味があると思いますが、担任だけでなく、教科の教員や、学年の教員、学校全体で生徒を見守る、サポートするという意味もこめられています。学業はもちろんですが、生きる力として考えられる全ての力、たとえば、マナーや自分の国に対する理解なども育てていきたいと考えています。」
山下先生「進路指導についてはどうですか、進路の保証とありますが。」
吉野「本校には東京家政学院大学という併設大学があります。もちろん家政とありますので家政学が中心ですが、大学ではみんなを幸せにする家政学というキャッチフレーズを掲げています。家政というと家庭科というイメージがありますが、中高では家政=家庭科ではなく、幅広く、経済や文化も含め、幸せに過ごすためにという観点から教育を行っています。ですから、選択する進路も幅広くなります。併設大学は併願制度がありますので、他大学を受験する際も安心してチャレンジすることができます。また、進路行事も多く、面談も多いので、生徒の希望する進路にあわせて指導していきます。」
鈴木さん「定期テストのあとには必ず面談があります。進路がきまっている人はゴールを見据えて先生方がきちんとアドバイスしてくれます。また、苦手科目があった場合、補習もしてくれます。」
増田さん「高校1年生のときから将来にむけて大学を調べているところです。一般受験の場合と指定校推薦の場合とでいくつか候補をあげているのですが、担任の先生はすべての大学について調べてくれていて、一般受験をする時の試験科目など、親身になってアドバイスしてくれます。高校2年生からの選択科目も相談にのってくれました」
山下先生「以上で、本日のパネルディスカッションは終わりになりますが、私立校ならではの手厚い指導のお話が聞けたと思います。みなさんにとって自分にあった学校選びをぜひして頂きたいと思います。」