学院紹介
ABOUT
学校長挨拶
喜びと感動のある学校生活
東京家政学院中学・高等学校は100年の歴史を持つ伝統ある私立の女子校です。都心に位置していることから東京都内はもちろんですが、便利な交通機関を利用して千葉県、埼玉県、神奈川県等からも通学している生徒が多くいます。
本校は私立学校ですから本校独自の特色があります。12歳から18歳の間は子供から大人へと成長する大切な時間と言えます。この大切な時間を誰とどのように過ごすのか進学する学校についての情報の収集と理解が大きな課題です。
本校の生徒は、明るく親しみを感じさせる方が多いようですが、それは、生徒の皆さん一人一人が本校で学びたいと共通した考えをもち、お互いが信頼し合える仲間だからでしょう。
本校は、生徒一人一人の皆さんが喜びと感動が得られる学校生活となるよう努めています。まず、各教科・科目等の授業では生徒の皆さん一人一人が分かる喜び、できる感動が得られるよう全て少人数制で取り組んでいます。毎時間、生徒の学習状況に応じた学びが行われ、授業時間内に自分の意見を表現したり生徒同士が対話したりする場面が多く見られます。また、難しい問題を生徒同士が協力しあって解決した時の感動は大きな喜びとなります。
学校生活の中で生徒の皆さんが最も楽しみにしていることは学校行事でしょう。仲間同士の交流を深める宿泊的行事、生徒一人一人が活躍する体育的行事、文化的行事などでは教科・科目等の学びでは得られない感動場面に多く接することができます。学校行事等で得た楽しい感動体験は皆さんの心と身体の成長にとって何よりも大切なものとなります。
受験生の皆さん、東京家政学院中学・高等学校で喜びと感動のある学校生活を過ごしてみませんか。在校生、教職員一同、皆さんの入学をお待ちしています。
建学の精神
1875年、長崎に生まれた創立者大江スミは、女子高等師範学校卒業後、文科省(当時の文部省)の命を受け4年間のイギリス留学に旅立ちました。その間、ヨーロッパ諸国から多くの刺激を受けたスミは、グローバルスタンダードと女子教育の重要性を痛感しました。そしてこの経験は、その後のスミの生涯を決定づけることとなるのです。
1923年、スミはついに自分の理想とする女子教育を実践するため、本学を設立しました。スミが理想とした女性像とは、良き家庭人であると共に良き社会人であること。そしてその理想を叶えるために掲げられたのが、本学の象徴とも言うべき建学の精神「広く社会の動きを捉えることのできる知識(knowledge)、その知識を実生活に活かすことのできる技術(Art)を身につけると共に、それらを周囲の人々の幸せのために活用したいと願う心、徳性(Virtue)を身につけ、社会に貢献できる自立した女性を育てる」KVA spiritなのです。
開校以来受け継がれてきた大江スミの想い
大江スミが女性教育の理想とした「知識(Knowledge)を高め、技術(Art)を磨き、徳性(Virtue)を養う」を建学の精神とし、これを本学院では「KVA精神」と呼んでいます。 これらの3つの要素のうち、知識と技術を実生活に生かすための最も大切なものとして徳性を捉え、KVAの中心に置いています。また、私達の校章は、バラの花(つぼみ)と、 K” nowledge、“V” irtue、“A” rtの頭文字であるK・V・Aを組み合わせたものです。KVA精神に受け継がれる、創立者の想いが校章に込められています。
家政学院の女子教育
女性としての自立の第一歩がここから始まります。
本校の女子教育は、1923年家政研究所の開校からスタートしています。女性が家政学を学び、その技術を家族だけでなく広く社会に貢献できるようにと創立者 大江スミは考えました。中学・高校の6年という限られた時間、学校という空間で仲間たちとともに学び、学習や行事を通して様々なスキルを身につけてほしいと考えています。
どんなときでも相手を気遣うことは、想像力と思いやりが必要になってきます。周りとのコミュニケーションは日々の学校生活で経験していきます。クラスで、学年で、そして学校全体の行事で一人ひとり活躍の場が用意されています。少人数教育のメリットは誰もが主役になれることです。様々な場面での成功体験・達成感は人を成長させます。
東京家政学院は、女性としての自立の一歩を育てます。社会で自らの道を選択できるしなやかな強さを持った女性は、必ず社会の担い手になるはずです。