今日のカセリーヌ

ごきげんよう。

1／20（月）に行ったワークショップに続き、今回は青山学院大学に在席され学生団体SOARのメンバーの方と、ファッションデザイナーであり、国連UNHCR協会広報委員としてもご活躍されている渋谷ザニー氏にお越しいただき、体験談など貴重なお話を聞くことができました。

渋谷ザニー氏は、旧ビルマ（現ミャンマー）に生まれ、8歳の頃、軍事政権下のミャンマーから家族と共に政治難民として来日。現在は自身のブランド「ＺＡＲＮＹ（ザニー）」を設立され、映画、ドラマ、舞台衣装等のデザインから、企業ユニフォーム、スポーツユニフォーム等を手がけ、アジアを代表するアーティストからノーベル平和賞受賞者などをはじめ、上皇后陛下の御退位及び天皇陛下の御即位に伴う式典での皇族の衣装を担当されています。

渋谷ザニー氏からは、ミャンマーでのご自身の幼少期のお話しや、日本に来日してからの活動などのお話しをいただきました。政治難民として自由がきかない生活が続くなか、自由になりいたい・自由に生きたいという強い思いをもって生きてこられた体験から、今は情報・交通・流通などが発展し、いろんな国に自由に行くことができ様々な人と交流できるので、私たちにはもっと自由や可能性を見いだしてほしいといメッセージをいただきました。

また、UNHCRの目標が「解散すること」を教えていただき、難民がいない世界をつくるために、何ができるのか、どんな社会貢献ができるのかを考え、今生きている日々を大切にしてほしいとエールもいただきました。